2022年05月25日
3回目の第三者割当増資、4億円を調達し完了。配管検査ミミズ型ロボットを量産へ
当社(代表取締役:梅田清)は、リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(本社:東京都墨田区)、三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合(本社:東京都中央区)、MSIVC2020V投資事業有限責任組合(本社:東京都中央区)、国立研究開発法人 科学技術振興機構(本部:埼玉県川口市)、静岡キャピタル8号投資事業有限責任組合(本社:静岡県清水区)、KSP6号 投資事業有限責任組合(本社:神奈川県川崎市)を引受先とした第3回目の第三者割当増資により合計4.1億円の資金調達を実施しました。
当社はこれまで2.1億円の資金調達を実施しており、この度の調達により累計調達額は6.2億円となりました。
当社は今回の調達資金を活用し、複雑な細管を可視化、点検するミミズ型ロボットおよび防爆性に優れ固液混相流体の混錬・搬送を行うぜん動運動ポンプロボットの製品化を促進し、インフラ・工場・プラント・ビル配管の点検・清掃や、化学品・食品製造現場や土木・建設現場の省人化など、多くの業界から期待を集めているソフトロボットの実用化を目指します。
【ソラリスが取り組む課題】
私たちの生活の周りには無数の配管が存在しており、細く曲がりくねった配管も多数あります。現在の技術である最新鋭のドローンや工業用内視鏡においても、複雑に曲がりくねった配管内に進入することは難しいです。
そのため、配管を点検、清掃することができなかったために、発生したトラブルが多数あります。
現在、食品メーカーや化粧品メーカーにおいては、配管内の汚染を防止するため、多くの時間をかけて配管内を清掃しておりますが、それにより工場のダウンタイムが発生しており、これによる機会損失も大きいと認識しております。また、配管内の傷などに蓄積された細菌等により、食中毒事件などにつながるリスクもあります。
【ソラリスの技術~ミミズ型ロボット~】
ソラリスのミミズ型ロボットは、ミミズのぜん動運動を模倣し、人間や他のロボット機構では侵入が困難な細管内の走行および映像による可視化を実現しています。この技術により、これまで確認できなかった配管内の状態を把握することが可能となり、効果的な配管内清掃が実現可能です。
また、本体が空洞である特徴を活かして、カメラ以外にも様々な検査装置や清掃機器をビルトインすることが可能であり、多くの企業様とのオープンイノベーションを創出可能なプラットフォームになり得るロボットです。
【資金調達の使途】
ソラリス社は今回の調達資金を活用し、複雑な細管を可視化、点検するミミズ型ロボットを今夏に製品リリースし、インフラ・工場・プラント・ビル配管などの現場でこれまで見ることができなかった配管内を点検・清掃し、お客様の課題解消につなげます。
また、中期的な目標である、防爆性に優れ固液混相流体の混錬・搬送を行うぜん動運動ポンプロボットの製品化もあわせて促進し、化学品・食品製造現場や土木・建設現場の省人化など、多くの業界から期待を集めているソフトロボットの実用化を目指します。
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